AIへの依頼文の書き方:4項目で伝え、3つの事実を確かめる

パソコンと文具が置かれたデスク AIの使い方

AIに文章を頼んだものの、「長すぎる」「事実が増えている」「欲しい形になっていない」と感じたときは、依頼の条件を整理すると修正しやすくなります。この記事では、目的・材料・条件・出力形式を分ける依頼文と、結果を確認する方法を紹介します。

以下の例は当メディアが作成した架空の素材です。特定サービスでの性能検証結果ではなく、依頼と確認の方法を説明するためのものです。

最初に決めるのは「何を完成させたいか」

「いい感じにまとめて」だけでは、読み手や必要な長さが伝わりません。「会議に参加していない同僚が、担当と期限を確認できるメモにする」のように、完成物を使う場面を書きます。文体の細かな指定より先に、何のための文章かを明確にしましょう。

依頼文を4つに分ける

項目伝える内容例
目的誰が何に使うか欠席者向けに会議の決定事項を共有する
材料判断の根拠になる原文やメモ会議メモをそのまま渡す
条件必須事項と避けたいこと原文にない担当・期限を追加しない
出力形式完成物の並べ方決定事項、担当と期限、未決定事項の順

指定を増やすこと自体が目的ではありません。今回の作業に必要な条件を選び、矛盾する指定がないかを確認します。情報が足りない場合に質問してほしいのか、不明と書いてほしいのかも決めておくと、結果を確認しやすくなります。

そのまま試せる依頼文

目的:
会議に参加していない同僚が、決定事項と次の作業を把握できるメモを作る。

材料:
来週公開する案内文はAが水曜までに作成する。
Bが木曜に内容を確認する。
画像の担当と納期はまだ決まっていない。
公開日は来週の金曜を候補としているが、確定していない。

条件:
材料にない事実、担当、期限を追加しない。
候補の公開日を確定した日付として書かない。
決定していないことは「未決定」と明記する。

出力形式:
1. 決定事項
2. 担当と期限の表
3. 未決定事項

実際の仕事の資料に置き換える前に、まずはこの架空のメモで試してみてください。社内資料や個人情報を入力する場合は、所属組織のルールと、使うサービス・プランのデータの扱いを先に確認しましょう。

出力の見た目より、3つの事実を確認する

  • Aの作成期限が水曜、Bの確認期限が木曜になっているか。
  • 画像の担当と納期が、未決定として残っているか。
  • 金曜の公開が「候補」であり、確定事項に変わっていないか。

この例には、担当と期限の取り違え、情報の補完、確定度の変更を見つけるための材料を入れています。AIに「間違いはない?」と聞くだけで確認を終えず、原文と出力を自分で対応させましょう。重要な内容は、依頼文が整っていても確認が必要です。

直すときは、変更する箇所を具体的に指定する

「やり直して」だけでは、合っていた箇所まで変わることがあります。修正したい内容と、保持する内容を一緒に指定します。

公開日が確定事項として書かれています。
材料では金曜は候補なので、未決定事項へ移してください。
AとBの担当・期限の表は、内容を変えずに残してください。
修正後、原文にない情報を追加していないか確認してください。

この指示で必ず正しく直るとは限りません。修正後も同じ3項目を確認します。依頼と修正を繰り返す時間が大きい場合は、元のメモを自分で整理する方が速いこともあります。

よくある疑問

依頼文は長いほどよいですか?

長さより、目的と条件が読み取れることを優先します。必要のない役割設定や文体の指定を足しすぎず、完成物に必要な情報を明確にしてください。

毎回同じテンプレートを使ってよいですか?

目的・材料・条件・出力形式という枠は再利用できます。ただし、記事の要約、メール作成、会議メモでは確認する点が違います。内容に合わせて必須条件とチェック項目を変えましょう。

次にすること

普段の依頼文を1つ選び、4つの項目に分けて書き直してみてください。使うAI自体を比べたい場合は、同じ課題でAIツールを比較する6つの確認ポイントも参考にしてください。

会議メモの要約を試す場合は、決定事項と未決定事項を分ける確認例も活用してください。

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アイキャッチ写真:Minh Pham / Unsplash。

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